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2018-06-08

こども矯正

歯並びが悪いのは遺伝のせい???

こんにちは

 

なないろ歯科・こども矯正歯科クリニックです

 

今後、様々なお悩みに対してお答えしていきたいと思います

 

この仕事をしていると良く聞かれることがあります

 

歯並びについて言うと

 

 

 

歯並びって遺伝するの???

 

 

 

という質問

 

はい

 

よくあります

 

あるあるです(笑

 

結論から言います

 

遺伝はします

 

 

その割合は20%程度です

 

 

 

ん???

 

 

 

残りの80%は???

 

 

となりますよね

 

残りの80%はなんと

 

環境因子

 

なんです

 

 

( ゜д゜)ポカーン

 

 

環境因子って何???

 

どういうこと???

 

 

少し難しい言葉で説明しますね

 

人間の体はちゃんと成長するDNAがあります

 

それが遺伝です

 

歯並びが悪くなるようにDNAは組み込まれていません

 

しかし、社会環境が大きく変化してしまい

 

ライフスタイルも短期間で大きく変化しました

 

軟食が増えたり

 

鼻炎のこどもが増えたり

 

外で遊ばないこどもが増えたり

 

口がぽかんと空いているこどもが増えたり

 

このような歯に直接関係ないと思えるような要因によって

 

歯並びが悪くなることがわかってきたのです

 

どんどん話が難しくなってきているので

 

ここでリセットします

 

今回のお話で覚えていてほしいことは

 

 

歯並びは舌と唇の力関係の結果

 

 

ということです

 

舌は歯を内側から外に押す力

 

唇は歯を外側から内側に押す力

 

なのです

 

この内側からの力と外側からの力のバランスが取れている

 

そんな人は歯並びが綺麗なのです

 

しかし

 

内側からの力が強い人は

 

出っ歯になる傾向が強いです

 

外側からの力が強い人は

 

歯並びがガタガタとなる傾向が強いです

 

このブログを読んでいただいている人は

 

おそらくこどもの歯並びに興味のあるお父さん・お母さんだと思います

 

ちょっと、そう視点でこどもの歯並びを観察してください

 

 

①歯が前に倒れて出っ歯気味

 

②歯がガタガタしている

 

 

どっちでしたか?

 

最近のこどもは

 

②の歯がガタガタしている

 

そんな傾向にあるこどもが多いです

 

つまり、先ほどの舌と唇の力関係のバランスで考えると

 

唇の力が強いということになります

 

ここである疑問が湧いてきます

 

なぜ舌と唇の力のバランスが崩れるのか?

 

最近特に多いのが

 

こどもの口呼吸なのです

 

もともと呼吸とは鼻でするものです

 

しかし、アレルギーが増えてきてしまい

 

鼻で呼吸ができず口で呼吸するこどもがとても増えました

 

口で呼吸をするということは

 

ずっと口が開いていると考えてください

 

するとどうでしょう

 

ずっと口があいていると舌は上顎にはくっついていませんよね?

 

ということは

 

上顎についていうと

 

内側から外側に押す力が働いていないということになります

 

つまり

 

外側から内側に押す唇の力が優位になるのです

 

結果的に顎が狭くなり

 

歯並びがガタガタになってしまうのです

 

以上のことから

 

歯並びはあくまでも遺伝の要素ではなく

 

後天的な環境的要因が大きい

 

その意味が少しわかりそうですよね?

 

初めて聞いた人はにわかに信じがたい(笑

 

引き続き、なないろ歯科・こども矯正歯科クリニックは

 

大事な情報を発信していきます!